歯列矯正をすると顔立ちが変わるって本当ですか?顔立ちが変わるケースをご説明いたします!
こんにちは。 森下しぶかわ歯科です(*^-^*)
矯正をしたいと考えている方の中には、歯並びを綺麗にしたい、かみ合わせを良くしたいという方以外に、『顔立ちを変えたい』という理由でご相談にいらっしゃる方がいます。
歯列矯正は、歯並びを整えることで本来のかみ合わせに戻し機能改善に導きます。その結果、表情筋が均等になることで、顔立ちが変化する場合があります。
今では『歯列矯正は子供がするもの』という概念は薄れ、大人の方が歯列矯正を希望することが多くなっています。
その背景にはマウスピース矯正の急速な普及や、目立たない裏側矯正など、多くの選択肢があるので、ライフスタイルやどの程度歯並びを綺麗にしたいかによって、ご自身で矯正方法を選ぶことができるようになった、ということが挙げられます。
また歯列矯正をした結果、フェイスラインやEラインが整うなど、メリットが多くあることを知っている方が増えていると感じます。
歯列矯正とフェイスラインの関係とは?
歯列矯正で歯を動かして、歯並びやかみ合わせを整えると、顔の輪郭がすっきりする方がいます。
歯列矯正をする前までは歯並びが気になって思い切り笑うことができなかったが、矯正をしたら歯並びが綺麗になって笑顔に自信が出て人前で笑うことができるようになった、という方もいます。
このような方の場合は、歯列矯正をしたことによってかみ合わせが正常になったことに加えて、これまで遠慮がちに笑っていたが、思い切り笑えるようになると表情筋の使い方が変わります。徐々に顔周りの筋肉が左右対象に均等化することでバランスが整い、結果としてフェイスラインがスッキリとした!ということに繋がるというわけです。
表情筋にバランスが取れると口角が上がりやすくなるとも言われています。
矯正することによって具体的にどのような効果が顔に現れるか?
・エラの張りが小さくなる
歯列矯正をしてかみ合わせが正常になると、これまで使っていた筋肉が休まり、これまで使っていなかった筋肉が発達して、顔の筋肉のバランスが整います。不正歯列によって乱れていたかみ合わせでは、本来使わなくていい筋肉を使っていたり、通常よりも大きな負荷を一点にかけてしまっていた結果として、エラが大きく張り出してしまっているケースがあります。エラは発達した筋肉なのです。
骨格が原因でエラが出ている場合を除いて、歯並びやかみ合わせによって筋肉が発達してしまったエラの場合は、歯列矯正で改善する可能性があります。
・顔が小さく見えるようになる
前歯が前に出ていたり、顎が前に出ていたり、口が閉じにくい方は、顔がいびつに見える為、面長な顔に見えます。
個人差はありますが、このような方が歯列矯正をすると顔がスッキリとして整うので、結果として顔が小さくなったねと言われるようになったという方もいらっしゃいます。
・顔の歪みが取れる
不正歯列だと食べ物を噛む時に、どちらか一方だけで噛む癖がある場合が多くなります。歯並びが悪い部分では、噛む位置が安定しない為に噛みにくいので、自然と噛みやすい方でばかり噛んでしまいます。
そうなるとよく噛んでいる方の筋肉が発達する結果となり、顔が左右非対称に歪んでしまうのです。
歯列矯正でかみ合わせが安定し、左右均等に食事を噛むようになると、顔の歪みがとれる場合があります。
・ほうれい線が薄くなる
まれなケースではありますが、歯列矯正をしたらほうれい線が目立たなくなった気がするとおっしゃる患者様もいます。それは元々の歯並びが、ほうれい線が目立ちやすい歯並びだった可能性があります。
例えば、口元が前に出ているような歯並びの方は、頬と口元の差が大きいのでほうれい線が目立ちます。
そのような方は、口呼吸になりやすい傾向の方が多く、口呼吸の方はお口の周りの筋肉が弱くなり、筋肉が衰える為にほうれい線が目立ちやすくなります。
Eラインが整う?!
横顔の美しさの指標として「Eライン」と言われるものがあります。Eラインとは、アメリカの矯正歯科医ロバート・ケリッツが提唱したもので、顔を横から顔を見た時に、鼻先とあごが一番突き出た部分のオトガイ点を結んだ線のことで、横顔の美しさを決める一つの要素だとも言われています。Eラインが整っている方を『横顔美人』と呼びます。
顔を横から見たとき、Eラインの“内側”に口先があるのが理想的な横顔だと言われています。
それでは、ご自分が理想的なEラインでないという方はどこに原因があるのでしょうか?
・口先が前に出ているような「口ゴボ」の状態である
これは顎が十分に成長しきれなかった方や、逆に成長しすぎた方、口呼吸の方、骨格的な原因のある方などが該当します。中には歯並びが良くても口ゴボになっている方もいます。この原因は、上下のあご全体が前方に突き出ていることが考えられます。
・上あごより下あごの方が前に出ている「受け口」の状態である
受け口は下顎前突とも呼ばれ、理想的なEラインは成り立ちません。受け口だとかみ合わせにも問題が生じていることが多く、発音にも影響が出ている場合もあります。
最後に
骨格的な問題がある場合でない限り、理想的なEラインは、美容整形、もしくは歯列矯正での対応が一般的です。
歯列矯正はあくまでも歯並びやかみ合わせを改善する治療なので、整形手術をしたかのように顔が変わるわけではありません。
横顔は、日常生活を送る上で自分ではあまり意識しにくく、人から見られることが多いですが、Eラインという言葉があるほどに現代では重要視されています。
歯列矯正をして顔のバランスを整えたことで、あごや首の筋肉の負担が減り、身体全体のバランスが整うことにもつながります。また歯並びを綺麗にしたことで、気持ちが前向きになれる方が多くいらっしゃいます。
顔の歪みが気になる方や、Eラインを手に入れたい方は、当院にお気軽にご相談くださいね!